オーストラリアで異常事態! インコが肉食化!!
23日アメリカのABCニュースが、目を疑う内容を報道した。
それはオーストラリアに生息しているレインボー・ロリキート(Rainbow lorikeet)というインコが肉を食べている写真だ。
このレインボー・ロキリートは、日本ではゴシキセイガイインコという和名でペットショップでも販売されているインコで、オーストラリアでは野生で生息している。植物の種や果物、花の蜜などをエサとしロキリートのなかでも草食性の強い鳥である。
その光景が確認されたのは。オーストラリア・ブリスベン
オーストラリアのグリフィス大学の教授ダリル·ジョーンズもこの光景に大変驚いている。
ダリル·ジョーンズは「私は20年もオーストラリアだけでなく世界中の鳥類の研究をしているが、インコが肉を食べるなんて本当に信じられない」と語っている。
インコが食べている肉は、ここの住人ビルが、野生のカワセミやフエガラスのために置いているひき肉だ。
彼はインコやオウムなど草食の鳥のために、植物の種など植物性のエサも置いているにも関わらず、レインボー・ロリキートは何故か肉を好んで食べるという。それは彼がそのことに気づいた7年前から続いているという。
ダリル・ジョーンズは「レインボーロキリートは、他の肉食の鳥が肉を食べているのを見て真似をしたことがきっかけとなっているのでは」と推測する。
出典:ABCニュース(http://www.abc.net.au/news/2015-03-23/rainbow-lorikeets-eating-meat-baffles-bird-experts/6337984)
インコは非常に頭のいい鳥で、見たものを自分で真似をすることがよくある。
実際、オーストラリアでは「英語を話す野生のインコ」が多数いるという情報があがっている。この現象も、インコが都市で暮らすうちに周囲の人間の声を真似た。もしくは、飼われていたインコが野生化し、その元ペットのインコが人間の言葉を話すのを周りのインコが真似するようになったなどの説が考えられている。
現在オーストラリアではインコの増えすぎが問題化している。人間と野生のインコとの距離が近くなったことにより、このような現象は、今後さらに増えるかもしれない。
また、飼っているペットのインコに肉を与えると脂肪肝などの疾患になることがあるそうなので、くれぐれも肉は与えないようにした方が良いだろう。