湖が赤く染まる! アメリカ・コロラド州の湖で金魚が大量繁殖中!
アメリカ・コロラド州・ボルダーにあるテラー湖という湖で異常事態が起きている。
その光景が目撃されたのは、先月のこと。水面一面が、鮮やかな赤色の魚で染まっていたのだ。
その正体は、日本でも夏の風物詩となっている金魚である。
そう、金魚が爆発的に繁殖しているというのだ。
この湖の調査にあたった生物学者のベン・スウィグル(Ben Swigle)はライブサイエンスの取材に対して、こうコメントをしている。
「金魚のサイズからして、3歳程とみられる。恐らくこの湖に違法に放棄されたペットの金魚が繁殖したものだろう」
「この湖にはこの繁殖ナマズ(stonecat)や小型の魚など3、4種がいる。」
「このままだと在来種に影響が出る恐れがあり、何らかの対策をこうじなければならない」
「現在検討している対策としては3つ。湖の水を一度抜き金魚を排除する方法。電流を使い気絶して浮いてきた金魚をネットですうく方法。もしくは一時的に呼吸を防ぐロテノンという化学物質を散布してそれから金魚をすくう方法などである。」
排除した金魚は動物保護施設のハクトウワシやタカといった猛禽類のエサとされる予定だとのこと。
過去にオーストラリアの水路から巨大なヒゴイが釣り上げられたニュースを記事にした。(過去記事:『オーストラリアで外来種の巨大な錦鯉(ヒゴイ)が釣り上げる!』)
こちらもペットとして飼われていたものが、放流されたものとされている。
金魚の野生種はフナであり、日本ではブラックバスやブルーギルに稚魚が捕食されている側だ。
放流した人間が悪いことに違いはないが、金魚達の逆襲が始まっているのかも知れない。
via:live science(英語)