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宇宙にこっそりサンドイッチを持ち込んで怒られた男 ジョン・ヤング

   

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1961年のガガーリンが人類で初めての有人宇宙飛行を成功させた。

その三週間後にはアメリカもマーキュリー計画マーキュリー・レッドストーン3号を打ち上げ、有人飛行に成功した。マーキュリー計画では6人の宇宙飛行士が宇宙へ行った。

そのマーキュリー計画が終了してから約一年10カ月ぶりにアメリカがおこなった有人宇宙飛行ジェミニ3号で事件は起きたのである。

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船長のガス・グリソム(写真左)、サンドイッチを持ち込んだジョン・ヤング(右)

 

1965年3月23日にアメリカ・フロリダ州からジェミニ3が打ち上げられる。

ジェミニ3号には宇宙飛行士のガス·グリソムとジョン·ヤングが搭乗していた。

複数の人間が搭乗しての有人宇宙飛行は、この時が人類史上初めてのことだった。

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ロケットに向かう二人

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軌道上のジェミニ3号

 

船長のグリソムが乾燥しビニールのパックに入れられた宇宙食を食べようとしたところ。ジョン・ヤングが口を開いた。

「船長、コンビーフサンドイッチはお好きですか?」と

するとジョンは、なんと宇宙服から、船長の好物であるコンビーフサンドイッチを取り出したのである。

そうジョンは、こっそりとコンビーフサンドイッチをふところに忍ばせ、宇宙に持ち込んでいたのだ。

船長のグリソムが、そのサンドイッチを食べようとしたところ、瞬く間に細かいパンくずが船内に浮遊してしまい、残念ながら食べることは叶わなかった。

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無重力においてパンかすは、落ちることなく浮遊しつづけるため、精密機械などに損傷をあたえる危険性があったのだ。

ジェミニ3号のプロジェクトは無事に成功したが、このコンビーフサンドイッチ密輸事件は、その後問題となり

二人の宇宙飛行士は、米国議会で激しく叱責される結果となってしまった。

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回収される二人

その時の、コンビーフサンドイッチは、現在インディアナ州のグリソム記念館にて、アクリル樹脂で保存された状態で見ることができる。

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現在も展示されているサンドイッチ

サンドイッチを持ち込んだジョン・ヤングはというと、なんとその後も宇宙飛行士として活躍している。

サンドイッチを持ち込んだときが初の宇宙飛行で、ジェミニ計画で2回、アポロ計画で2回、スペースシャトル計画で2回の合計6回の宇宙飛行をおこない、アポロ計画では月面でのミッションもおこなったのだ。

彼の有名な言葉に「変えるにはリスクが伴う。変えなければより大きなリスクが伴う」というものがある。

その言葉が今回の件に関係があるかは不明だが、ジェミニ計画の次におこなわれたアポロ計画では、宇宙飛行士の食事は大きく改善されたという。

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ジェミニ計画時の宇宙飛行士の食事 パンはキューブ状になっており、オレンジジュースはパック詰めされている。

 

出典:dailymail(http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3011266/One-corn-beef-sandwich-mankind-astronauts-took-forbidden-food-Nasa-s-two-man-spaceflight-50-years-ago.html)

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