市長は安全と主張… 水道の蛇口をひねったらピンク色の水が出てくる
人間が生きる上で必要不可欠な存在「水」。そんな水に関してカナダでとんでもない事態が発生した。
なんと住民が水道の蛇口をひねったところ、ピンク色をした水が出てきたというのである。
カナダの水道から出てきたピンクの水
そのピンク色の水が出てきたのは、カナダ・アルバータ州のオノワイ。
先週月曜日(2017年3月7日)に住民が水を飲むために、水道の蛇口をひねったところ、明らかに普段の水道水とは異なる色合いの水が出てきたのだ。
こちらはFacebookに投稿されたピンク色の水。
まるで入浴剤のようなピンク色をしている。
この光景は瞬く間にSNSで拡散され、周辺住民たちは健康被害におびえた。
ピンク色の水の原因は、過マンガン酸カリウム
この不可思議な色をした水について、翌日、デール・クラスノフ(Dale Krasnow)市長がコメントを発表している。
その内容は、「ピンクの水は健康に問題がない」というもの。
にわかには信じがたい発表だが、水がピンク色になった原因についてこう述べている。「詳細な原因については調査中だが、バルブの故障によって貯留槽に、消毒に使用している過マンガン酸カリウムが混入し、今回の事態が発生した」。
このピンク色の原因は、水道水の消毒に使われている過マンガン酸カリウムという物質なのだそう。健康には問題がないとのことだが、この物質は鉄やマンガンを除去するために使われているもので、住民からは「鉄が多く含まれているのでは」「安全と言われても気持ち悪くて飲む気にならない」など、不安視する声が上がったという。
via:dailymail(英語)