若いもんに負けん! 92歳と99歳がマスターズ60m走で見せたデッドヒート
劇的に伸びた人間の寿命。ひと昔前は40歳と言えば「初老」。60を過ぎれば高齢者として穏やかな余生を暮らすのが普通だと思われていた。
しかし、医療などの発展とともに人間の寿命は延び、今では60歳でも現役バリバリで働いていても、ごく普通。今回ご紹介するのは90歳を超えたアスリートたちの熱き戦いだ。
99歳と92歳のデッドヒート
その戦いが目撃されたのは、アメリカ、ニューメキシコ州で開催されたUSATFマスターズの屋内陸上競技選手権。
この競技でスタートラインに立ったのは、なんと99歳と92歳の男性。
その二人は60mの短距離走でタイムを争ったのだが、その結果に世界が度肝を抜いたのだ。
こちらがその動画。
この競技で、先行して走るのは御年92歳のディクソン・ヘンプヒル(Dixon Hemphill)、そしてそのあとを追いかけているのが御年99歳のオービス・ロジャース(Orville Rogers)。
当初、リードしていたディクソンだが55m付近で、99歳のオービスが追い上げにかかる。
なんと、92歳のディクソンを追い抜き、99歳のオービスがゴールしたのだ。
タイムは、オービスが18.00秒、惜しくも抜かれてしまったディクソンが18.05秒。わずか0.05秒の差で99歳が勝利したのである。
この二人のデッドヒートは、Facebookを中心に世界で話題となっており、両者に称賛の声が寄せられている。ちなみに99歳で戦いに勝利したオービスは第二次世界大戦で活躍したベテランのパイロット。年はとっても戦いに対する気合は衰えていないようだ。
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