手話を話せるゴリラのココが、地球を破壊する人間に向けて新年のメッセージ!
手話を使って人間とコミュニケーションをとることができるゴリラがいる。
そのゴリラは、アメリカ・カリフォルニア州のゴリラ財団(The Gorilla Foundation)の元で暮らしているメスのゴリラ「ココ(KOKO)」。今回そのココが、人間に向けて2016年の新年のメッセージをおくったのだ。
当サイトでは、以前にもゴリラのココを紹介している。その記事はゴリラのココが誕生日に子猫を家族に迎え入れたというもの。
過去記事:『手話でコミュニケーションができるゴリラのココ 誕生日に子猫を家族にする!』
ゴリラから人間へのメッセージ
ゴリラのココは、現在44歳のメスのゴリラである。
1979年から、カリフォルニア州・ウッドサイドのゴリラ財団で暮らしている。ココは幼いころに発達心理学者のフランシーヌ・パターソン(Francine Patterson)から手話を教わったことで、人間とコミュニケーションをとることができるようになったのだ。
そんなココが、今回人間に送ったメッセージがこちら
動画:dailymotionより『KOKO THE GORILLA WHO CAN TOLK WIHT』
※スマホからツイッター等のSNSで、当サイトにアクセスされている場合、動画再生が重い場合があるようです。その際は、他のブラウザよりアクセスしていただくと改善されますこちらが動画のキャプチャ
ココの能力については賛否両論があるが、ゴリラ財団によると現在ココは人間の話す約2000の英単語を理解し、手話で1000以上を表現することができるといわれている。
今回の動画では、38単語を手話で表現している。ココのメッセージは以下のとおりである。
私はゴリラ(I am gorilla)
私は花…動物(I am flowers, animals.)
私は自然(I am Nature)
男(人間) 私 愛してる(Man Koko love)
地球 私 愛してる(Earth Koko love)
でも 男(人間) 愚か(But man stupid)
愚か!(stupid!)
私 ごめんなさい(Koko sorry)
私 悲しい(Koko cry)
時間 急いで(Time hurry)
治す 地球!(Fix Earth!)
助けて 地球!(Help Earth!)
急いで!(Hurry!)
保護 地球(Protect Earth)
自然 またね(Nature see you)
ありがとうございました(Thank you.)
今回の動画では、ココが手話をする様子を動画編集によってつないでいる。ゴリラ財団の広報によると、「内容を分かりやすくするために編集をした」と回答している。また、今回の動画撮影にあたって「保護」「自然」といった単語をココに覚えさせたという。
そのため、動画が本当にゴリラのココから人間に向けて発したメッセージなのかは、なんとも言えない。しかし、もし動画の内容がココ本人の意思だとすると、人間と一緒に生活しているゴリラのココは、人間の環境破壊を悲しんでいるということになる。
via:dailymail(英語)