川で魚釣りをしていたら、まさかの巨大ザメ(オオメジロザメ)が釣り上がる!
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州の河川で魚釣りをしていた男性が、予想外の大物を釣り上げた。
それは、なんと巨大なサメ。世界の広い海域に生息し、淡水域での生息も可能なオオメジロザメ(Carcharhinus leucas)だった。
川で釣り上げたのは、250キロの巨大ザメ
川でサメを釣り上げたのは、デニス・リバース(Dennis Rivers)。
デニスは、ニューサウスウェールズ州ポートマッコーリーのヘイスティングス川のほとりで魚釣りをしていた。ヘイスティングス川は河口が海に繋がる大きな河川である。
すると大きなアタリがあったのだ。あまりの強烈な引きに、デニスは大声でキャンピングカーにいた友人を呼んだという。それでも、なかなかラインを巻き上げることができずに苦戦。デニスは手の平から出血をしながらも、1時間の格闘の末なんとか岸のそばまでラインを巻き上げることに成功した。
しかし、陸に上げるのは人間の力では不可能だったため、ロープをつないで車で引っ張り上げたという。
釣り上げたサメのサイズは、なんと全長3メートル。重量は250キロというあまりに巨大なものだった。
川で釣り上げられたサメは、淡水域での生息も可能なオオメジロザメ
海に近いとはいえ、ほぼ淡水の川で釣り上げられたこのサメは、オオメジロザメという淡水域での生息も可能なサメだったのである。
オオメジロザメは熱帯・温帯の海域に生息しているサメで、淡水域でも生存可能の能力を持っている。これまでには海から3500キロも離れたアマゾン川。更にはダムの建設によって海と分断されてしまったアフリカのザンベジ川やカリバ湖で繁殖も確認されている。
デニスは、今回釣り上げられたサメの腹部が膨れていたことから、妊娠中で出産するために川まで上ってきたものと推測している。また、サメはその後、川にリリースされたという。
via:dailymail(英語)