虫がうじゃうじゃ! 標本作りで活躍するカツオブシムシによる生物分解!
2016/10/31
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生物の骨格や構造を知る上で重要な資料となる骨格標本。
そんな骨格標本の制作にあたり、活躍している昆虫がいる。それはカツオブシムシ。
カツオブシムシは、一般住宅にも棲みつく身近な虫で、衣類に穴が開く「虫食い」の原因にもなっている害虫だ。しかし、骨格標本を作る上では、カツオブシムシは重要な役割を果たしてくれる。
カツオブシムシの幼虫は肉食で、動物の死骸の肉を好んで食べる。骨を食べることはなく、きれいに肉だけを食べてくれる性質を持っているので、それが利用されるのである。
アメリカ・カリフォルニア州にあるカリフォルニア大学バークレー校の博物館では、毎年多くの骨格標本が制作されている。
こちらは、その動画
動画:youtubeより『Halloween Special: Watch Flesh-Eating Beetles Strip Bodies to the Bone | Deep Look』
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まず、研究者たちは、動物の死骸から皮膚を除去し、肉や胃の内容物の一部をサンプルとして採取する。そして残りの死骸をカツオブシムシで満たされた容器に入れるのだ。
するとわずか数日間のうちに、カツオブシムシが死骸から肉などの不要な組織だけをきれいに取り除いてくれる。
虫が苦手な人には、目を背けたくなる気持ち悪い画像だが、生命のサイクルはこうした生物たちによって支えられているのだ。
via:dailymail(英語)
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