アイアンマンスーツが現実に!? イギリスで開発中のスーツ「ダイダロス」
イギリスで、あのアイアンマンのスーツを作ろうとしている人物がいる。アイアンマンと言えば日本人でも知っているアメコミヒーロー。開発者でパイロットでもあるトニー・スタークは生身の人間であるにもかかわらず、そのスーツで神話の世界のヒーロー、マイティー・ソーにも劣らないパワーを発揮する。
そんな漫画や映画の世界に登場するスーツを、本気で作ろうとしているのだ。
リアルアイアンマンスーツ!「ダイダロス(Daedalus)」
アイアンマンスーツを本気で開発しようとしているのは、イギリスのGravity社。創業者であるリチャード・ブロウニング(Richard Browning)によると、そのスーツの動力源は灯油を燃料とするガスタービン式の小型ジェットエンジン。これを各腕に4基、各足に2基装着することで空中を浮遊しながら移動することが出来る。
このスーツの名前は、ダイダロス(Daedalus)。ギリシャ神話に登場する偉大な発明家の名前が由来だそう。
こちらは飛行テストを行っている映像。
動画:youtubeより『British entrepreneur invents, builds and files patent for Iron Man-like flight suit』
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まだ試作段階ではあるものの、実際に空中を浮遊する段階まで来ている。
実際にスーツを浮遊できる状態にするまで、何度も失敗しており、それでもリチャードは試行錯誤をしながら、なんとかこの段階まで持ってきたのだ。
スーツの開発はもちろんのこと、操縦するためには体のバランス感覚が必要不可欠で、自身の肉体を鍛える必要もあった。
リチャードによると最長で12分間も浮遊できるようになったとのことで、将来的には時速数百マイルで飛行できるようにする予定だそう。「ダイダロスは、航空・商業・エンターテイメントなどあらゆる分野において無限の可能性を秘めている」と語っている。
また、アイアンマンスーツを開発したトニー・スタークは、ハワード・スタークという偉大な父を持っているが、こちらのダイダロスの開発者リチャードの祖父も第二次世界大戦で戦闘機に携わった人物で、父も航空エンジニアだったそう。そうした類似点からもトニー・スタークを意識しているようだ。
via:youtube