多くの生物にとってタンポポは黄色じゃない? 虫や蛇のビジョンに変換するソフト
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他の生物とは一線を画す高い知能を持ち、地球上の生物の頂点となった人間。
知能こそ優れている人間だが、視覚の面に関しては決して優れた生物ではない。
人間などの類人猿は世界を、赤・緑・青の三色で見ている。これは色を検出する視細胞に起因するためである。しかし、昆虫や鳥類、爬虫類、両生類などの生物は、人間には見ることのできない紫外線も見ることができるのである。
このたび、イギリスのエクセター大学の研究所が、画像を昆虫や爬虫類の見ている世界に変換するソフトウェアを開発した。
紫外線を見ることのできる動物のビジョンに変換することが可能にでこのソフトを使用すると、タンポポは鮮やかな蛍光色の赤色をしているのである。
蜂は、花についた花粉や蜜を食料や幼虫の餌としている。このように鮮やかな赤い色で見えることは、食料を探すうえで非常に有効なのである。
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カナリア諸島のテネリフェ島のトカゲ。人間の目から見ると地味な色をしたトカゲにしか見えないが、ソフトを使って変換すると頬の部分は青い色をしていることがわかる。
このソフトはオープンソフトとなっているそうで、動植物を研究する研究者向けに、今後の活用が期待されているという。
via:dailymail(英語)
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