海の日!でも中国のビーチは今年も藻が大量発生!子どもたちも呆然
日本は本日、海の日で各地のビーチは行楽客で賑わいを見せています。
しかし、一方でお隣中国のあるビーチでは毎年恒例となってしまった異常事態に襲われているというのです。
この色鮮やかな藻の正体はアオサ
異常事態が起きているのは、中国山東省の青島市にあるビーチ。そう当サイトで去年記事にした同じビーチで同様の事態が起きているのである(詳細は過去記事:『今年も中国のビーチで「アオサ」が大量発生! 緑の海岸とそれを楽しむ行楽客』)。
このように、ビーチが藻一色で覆われる事態は、2008年以降毎年起きており、もはや異常事態ではなく、毎年夏恒例の光景となってしまったのだ。そのため、大量の藻によってビーチが緑色に染まる異様な光景でも行楽客はお構いなしで海水浴を楽しんでいる。
この藻の正体は日本でもみそ汁の具などで食用にされているアオサだ。行楽客はこの大量のアオサが発生しているビーチを通常の海のように海水浴をして楽しんだり、アオサを体につけて遊んでいるという。
中国当局の懸命な除去作業にもかかわらず、太刀打ちできない
このアオサは、先週水曜日時点で8900ヘクタールにわたってビーチを占拠していたそう。この状況を当局も放ったらかしにしているわけではなく、除去作業のために2173隻の船を投入。陸と海から7万トン以上を回収したとのことだが、次々に押し寄せてくるアオサに歯が立たないでいるのだ。
アオサ大量発生の明確な原因は不明
この大量のアオサの原因だが、実は明確な発生理由はわかっていないという。
気候変動や産業公害、周辺の沿岸沿いで行われている海藻養殖など様々な可能性が示唆されているが、明確な原因は不明なのだ。アオサ自体には毒性がないとはいえ、なぜ大量発生しているのか不明なものを素肌に身に着けて大丈夫なのかとても心配になる。また、回収されたアオサは乾燥させたのち、家畜の飼料や医薬品、サプリメントなどに加工されているという。
あなたが今、口にしているアオサのみそ汁も、もしかするとこのビーチで大量発生したものかもしれない・・・。
via:人民日報オンライン(中国語)