異種混合! 本当に実在するハイブリッドアニマル!
先日、当サイトでフォトショップによる画像加工で作られた動物達を紹介したが、今回は現実に存在するハイブリッドアニマル。
これらの生物は、種類の異なる動物同士をかけ合わせて誕生させた動物たちである。
異種をかけあわせたハイブリッドアニマル(雑種)
こうして異種を掛け合わせたハイブリッドのアニマルは、多くの場合、人間の手によって人為的に生み出されたものである。
オスのライオンとメスのトラを掛け合わせたライガーなどは、そもそもの生息地が異なり、野生下でライオンとトラの二種が交わることはないのである。
しかし人間の手によって、同じ環境で飼育されたことによって自然繁殖、もしくは人工授精といった形でこうした雑種が誕生する。
だが、どのような生物でもかけ合わせることが出来るという訳では無い。近縁種の一部動物に限ってこのような異種間の繁殖が可能であるのだが、こうして生み出された生物の多くは、繁殖能力を持っていないことが多い。
ライガー(Liger) オスのライオン+メスのトラ
自然界に存在する動物ではないが、ライガーはネコ科動物としては最大の大きさを誇り、体重は410キロにも及ぶ。
タイゴン(Tigon) オスのトラ+メスのライオン
ライガーの両親の性別が変わるとタイゴンとなる。見た目もライガーに対してライオンの特徴が強く出ている
ゾンキー(Zonkey) シマウマ+ロバ
体つきはロバに似ているが、その体にはシマウマのゼブラ模様が
ジャグリオン(Jaglion) オスのジャガー+メスのライオン
画像の個体はカナダのオンタリオ州で生まれ、ベアクリーク野生動物保護区で飼育されているもの。
ギープ(Geep) ヤギ+ヒツジ
1984年にイギリスのケンブリッジ家畜研究所が初めて生み出した動物。通常、ヤギとヒツジをかけ合わせても死産することがほとんど。
グローラー(Grolar Bear) ホッキョクグマ+ヒグマ
動物園で初めに誕生したが、近年の地球温暖化でヒグマの生息地が北上し、野生下でもヒグマとホッキョクグマの生息地が重なるようになったことから、野生下での発見も報告されている。
コイウルフ(Coywolf) コヨーテ+オオカミ
北アメリカで現在問題となっているコイウルフ。野生下での繁殖が確認されており、その原因として生息数が減少したオオカミが、同じ森に生息するコヨーテと繁殖行動をとるようになったと考えられている。
ゼブロイド(Zebroid) シマウマ+馬
シマウマとロバを掛け合わせたゾンキーに対し、こちらは馬なので体格も馬の特徴を受け継いでいる。
サバンナキャット(Savannah Cat) イエネコ+サーバル
野生の猫であるサーバルを、ペット向けにするためにイエネコと掛け合わせたもの。
ホルフィン(Wholphin) オスのオキゴンドウ+メスのイルカ
オキゴンドウとは「シャチもどき」と言われ、小型のクジラやイルカを捕食することもある。そのためイルカとの間の子は非常に希。
ビーファロー(Beefalo) バッファロー+牛
人間が牛を放牧した結果、野生のバッファローと交配をおこない生まれた。遺伝子汚染として問題になっている。
ケッティ(Hinny) オスのロバ+メスの馬
ロバの遺伝子が入っているため、馬より体格は小さくなる。
ナールガー(Narluga) イッカク+ベルーガ
ベルーガを黒くしたような見た目をしている。非常に希だが近年、北大西洋での目撃が増えている。
カマ(Cama) ラクダ+ラマ
人工授精によって1998年ドバイのラクダ繁殖センターで生まれた。
ゾ(Dzo) 牛+ヤク
乳のためにチベットやモンゴルで珍重されている。体格は牛やヤクよりも大きくなる傾向がある。
レオポン(Leopon) オスのヒョウ+メスのライオン
割と有名なハイブリッド。
ムラード(Mulard) マガモ+ノバリケン
ノバリケンとは野生カモで、家畜化されたものはバリケンという名前。
ズブロン(Zubron) 牛+ヨーロッパ・バイソン
ポーランドの国立公園には少数の群れが存在する。また病気にも強いと言われている。
via:boredpanda(英語)