良い子にはサンタクロース!悪い子にはクランプス!? 海外版ナマハゲが怖い!
もうすぐクリスマスが訪れる。子供達からするとプレゼントがもらえる楽しいイベントだが、サンタクロースがプレゼントを届けてくれるのは良い子のみで、イタズラばかりする悪い子の元には、恐ろしい怪物がやって来るということは、日本ではあまり知られていない。
悪い子供たちの元には、サンタクロースではなくクランプスがやってくるのである。
サンタには付き人がいた!それは悪い子供をお仕置きするクランプス!
そもそもサンタクロースの起源は、キリスト教の聖人ニコラウスがモデルになっている。
貧しさのあまり身売りされることになっていた娘たちにお金を与えたという伝承が、現在のクリスマスの起源となっているのだが、このサンタのモデルであるニコラウスには付き添い人がいるのだ。
それは、サンタが良い子にプレゼントを与えるのとは対照的に、悪い子にお仕置きをするクランプス。クランプスは悪い子を捕まえると、連れさり地獄に落とすと言われる怪物だ。
オーストラリアや中央ヨーロッパでおこなわれるクランプスの行事
そんなクランプスの伝統行事は、中央ヨーロッパやオーストラリアの一部でおこなわれている。日本のナマハゲの海外版のようなものである。
羊の角や毛皮、木彫りのマスクでクランプスに扮した大人たちが、通りを練り歩きながら子供達に威嚇するのだ。その恐ろしさは「あまりにも怖すぎて子供がトラウマになる」と近年議論にもなるほど。
クリスマスプレゼントを楽しみにしている子供達は、自分が今年一年間いい子にしていたのか、それとも悪い子だったのかクランプスがやってくる前に今一度考えた方が良いかもしれない。
クランプスがやってくるのは一般的に12月5日の夜だ。
via:dailymail(英語)