巨木を人力で切り倒す! 19世紀アメリカの建築基盤を支えた木こりたちの写真
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今や世界有数の大国となったアメリカ合衆国。
しかしその歴史は浅く、1776年にイギリスから独立を果たした以降の250年ほどしかない。この期間に急成長を遂げたアメリカの発展には、木こりたちの活躍があった。広い大地に生える巨大な木を人力のみで木材に加工し、建築の基礎を支えたのである。
1800年代の木こりたちの写真
当時のアメリカには各地に巨大な針葉樹林が広がっていた。
その中でも建築木材として重宝されたのが、カリフォルニア州北部を中心に生えていたレッドウッド(redwood)と呼ばれるアメリカスギである。
まだ機械化が進んでいない当時、木こりたちは、大きなのこぎりなど人力の道具を用いて、これらの巨木に立ち向かったのである。
アメリカスギは世界でも最大級の高さを誇る樹木で、高さは100メートルにもなり、数千年の寿命を持つ。
また木材の材質はタンニンを多く含み、シロアリなどの害虫を寄せ付けない性質があるので、建築資材として重宝されたのである。
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現在の見方からすると、深刻な森林伐採を引き起こしたともとれるが、現在のアメリカの発展の背景には、こうした木こりたちの活躍があったのである。
via:dailymail(英語)
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