亡くなった子どもを悲しむように咥えて泳ぐ、コビレゴンドウクジラが目撃される
2016/10/31
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ハワイのビッグ・アイランド沖の海で、珍しい光景が撮影された。
小型のクジラであるコビレゴンドウクジラの群れの中に、生まれてまもなく死んでしまったと思われる赤ちゃんを咥えて泳ぐオスのコビレゴンドウクジラが目撃されたのだ。
撮影者のデロン・フンベック(Deron Verbeck)によると、そのオスのコビレゴンドウクジラは2頭のメスとともに、亡くなった子どもを悲しみ、そして嘆くように咥えたままの状態で泳いでいたという。
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この光景を見た時のことを、デロンは「とても重く、心が痛む光景でした」と語る。
画像を見る限り、オスのコビレゴンドウは、食べるためや遊ぶために子供の亡骸を咥えているようには見えない。
この画像について、ナショナルジオグラフィックの写真家ブライアン・スケリー(Brian Skerry)は「このコビレゴンドウの赤ちゃんの亡骸は、群れという社会集団内で誕生した子どもだったのでしょう」と語る。
クジラやイルカなど知能の高い海洋哺乳類では、グループ内の仲間が死んでしまったとき、その亡骸を弔うような行動をすることは珍しいことではないとのこと。
via:dailymail(英語)
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