白と黒じゃない! 茶と白のパンダが発見される!原因は不明だが亜種の可能性も
1985年以来、わずか5回しか発見されていない茶色と白のブラウンホワイトパンダが発見された。
そのパンダは、中国・秦嶺山脈(しんれいさんみゃく)の自然保護区で発見された。発見時、母親と見られるパンダは、生後2ヶ月程の子どもをおいて、森の中へ帰って行ってしまった。そのため、その子どものパンダをセンターで引き取り、飼育することになったのだが、その子どものパンダが茶色と白の珍しいパンダだったのである。
茶色と白模様のパンダには、チーザイ(Qi Zai)と名前がつけられ、センタースタッフの懸命な治療と保育によって大きく成長することができた。
こちらは、アメリカの慈善団体パンダインターナショナルからの支援物資を研究センターへ送った獣医のキャサリン・フェング( Katherine Feng)らが撮影した写真。
こちらはチーライと普通のパンダの動画。二匹を比較すると明らかに体色が異なることがわかる。
動画:youtubeより『Rare cute brown panda found in mountains of western China』
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チーライは、通常のジャイアントパンダと大きさや体重は変わらず、その生態も同じだという。
異なるのは体の色だけなのである。この原因について、研究者たちは現在のところ解明できていないが、発見時に母親のパンダが白と黒の普通の体色であったことから、劣性遺伝による可能性を示唆している。
また、このブラウンホワイトパンダは、秦嶺山脈のみでしか目撃されておらず、この地域の地理的・気候条件による亜種である可能性が高いと考えられているという。
via:dailymail(英語)