ロシア南部でイナゴが大量発生　農薬も効かず、トウモロコシを食らい尽くす！

現在、ロシア南部において、農家にとって厄介者の生物が大暴れをしているという。

それは、大量のイナゴ。ご存知、田んぼの稲穂などにとまっている、あのバッタだ。

その肥大が甚大なのが、ロシアのスタヴロポリ地域。何百万匹ものイナゴの軍勢が、トウモロコシ畑を食い荒らしているのだ。

こちらが動画

動画：youtubeより『Саранча в Астраханской области』

※スマホからツイッター等のSNSで、当サイトにアクセスされている場合、動画再生が重い場合があるようです。その際は、他のブラウザよりアクセスしていただくと改善されます

ロシア当局の報告によると、その地域のトウモロコシ畑の約10%が、すでにイナゴによって壊滅的な被害にあっているとのことで、当局はイナゴの食害を食い止めるために、航空機からの農薬散布を9万ヘクタールにわたっておこなっているという。

農薬を噴霧する航空機のパイロット、ピョートル・ステファンチェンカ（Pyotr Stepanchenka）は、国営放送の取材に対して「30年にわたってこの仕事をしているが、今回ほどのものは初めてだ」と語った。

しかし、現在ロシア南部には気温40度もの熱波が地域に吹き付けており、その高温によって農薬の効果が薄れてしまっているという。

そのため、イナゴたちは人間による必死の農薬散布にもかかわらず、当地域に定住。人間の努力もむなしく、トウモロコシの葉を今も食べ続けている。

 

via：CNN(英語)

 

 - ニュース イナゴ, トウモロコシ, ロシア, 大量発生