日本では見かけなくなったカラーひよこ タイのビーチでビニール袋に入れて販売
一昔前まで、カラーひよこは、日本の縁日などで販売されるメジャーな存在だった。
しかし、その実態は採卵用のニワトリとして価値の無いオスのひよこを、染料でカラフルな色に染めたもので、その残酷さから日本では姿を消した。
しかし、中国やフィリピンなどでは現在も販売されている。今回紹介するものはタイのビーチで観光客や子ども向けに販売されていたもの。
動画:youtubeより『Chicks dyed and sold in plastic bags as TOYS on Thai island』
※スマホからツイッター等のSNSで、当サイトにアクセスされている場合、動画再生が重い場合があるようです。その際は、他のブラウザよりアクセスしていただくと改善されます。
その様子を撮影したのは、観光でタイを訪れていたジーナ・ジョーンズ(Gina Jones)33歳。彼女のパートナーと、タイのランタ島のビーチ沿いを散歩していた際に見かけ、その販売されている状況があまりにも残酷だったため撮影をしたという。
ジーナによると、その日ランタ島は、気温が35度にもなる、うだるような暑さだったという。
そこに一台のトラックが物売りをしていた。ふと荷台をみると、そこにはピンク色に染まったひよこと、密閉されたビニール袋に入れられたカラフルなひよこ達がいた。
猛暑の中、複数のカラーひよこが、一枚の小さなビニール袋に入れられ、さらにその袋は結ばれており、ひよこ達は充分に呼吸が出来ない様子だったという。
また物売りをしている男性は、ひよこに与える水やエサを何も持っていないようだったという。
このカラーひよこ。今の日本で販売すれば批難の対象になることは間違いないが、一部の海外では現在も販売されている。その鮮やかなカラーリングが子どもたちの興味をそそり、子どものオモチャとしてよく売れるのだそう。
こちらは、カラーひよこが作られる様子。
動画:『where is the Humanity Coloring chicks』
衣類用と思われる染料にひよこを投入し、色をつけている。
当然生まれて間もないひよこを、このように雑に扱うため、ひよこは酷く衰弱をしてしまう。また、無事にひよこが育ったとしても、染料で無理やり色づけしているため、羽の抜けかわりによって、一か月ほどでただのニワトリになってしまう。
via:dailymail(英語)