ナマケグマのゴフ パートナーの死から4日後、あとを追うように亡くなる
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アメリカの動物園で飼育されていたクマが、長年連れ添ったパートナーの死から4日後にあとを追うように亡くなった。
そのクマは、ナマケグマのゴフ(Goff)27歳。彼はマサチューセッツ州のキャプロンパーク動物園で、長年パートナーだったエイミー(Amy)25歳とともに暮らしていた。
2頭のクマは、ともに高齢でどちらも肝疾患に苦しんでいたという。しかし、肝疾患のための薬物療法に反応しなくなったエイミーが9月3日に獣医の手によって安楽死させられた。
すると、ゴフの健康状態が急激に悪化。そしてエイミーの死から4日後の9月7日、手がつけられない状態となり安楽死によって永眠したのである。
獣医は、長年のパートナーを失った苦しみによるストレスで健康状態が悪化したのだろうと語る。
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2頭のクマは、20年間わたり連れ添ったパートナーで、2頭の間には3頭の子グマが誕生したという。また、今回死亡したゴフは北米大陸で飼育されているナマケグマの中で最高齢のクマだった。
ナマケグマはインドに生息しているクマで、漢方薬や魔除けになるとして人間によって乱獲されて個体数が減り、現在レッドデータブックで「絶滅危急種」に指定されている。日本の動物園では、今年(2015年)4月に札幌市の円山動物園で飼育されていたメスの「ゴマキ」が死亡したことによって、国内のナマケグマはいなくなってしまった。
via:dailymail(英語)
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