電源不要！ 重力で発電して発光する「グラビィティ・ライト」！！
2017/05/05
インフラや科学技術が発展した現在でも、世界中には約13億人もの人が、電気の無い環境で暮らしている。
そんな電力供給の無い環境でも使えるライトが開発されている。そのライトの名前は「グラビティライト（GravityLight）」。
そのライトは、重力（位置エネルギー）だけで発電し、点灯するという。
グラビティライトの仕組みは、高い位置にぶら下げた本体の滑車システムに、重りを取り付ける。滑車システムは発電機とつながっており、重りが重力で下に下がるときに電力が発生し、その電気エネルギーでLEDライトを発光させるという仕組みだ。
こちらがグラビティライトの本体部分。オレンジ色の部分に重りを取り付ける。本体の前面部分にLEDライトがあり発光する
フックに重りを取り付けると、重力で滑車が動き発電する仕組みだ
このように発光する。
さらに「衛星ランプ」というオプションを取り付けると夜間の読書なども安定しておこなえるという
衛星ランプを複数取り付けた状態の様子
重りが、地面に下がるまでの間だけ発電する仕組みだが、26ポンド（12キロ）の重りであれば、約25分ほど光続けることが出来るという。重りが地面まで下がったら、再度重りを上に取り付ければまた発光することが出来る。また、発電した電気は、ラジオやバッテリー等につないで使用や充電をすることもできるという。
グラビティライトには重りとなる砂や岩を入れるバックもセットになっている。
電気の無い環境で生活している人々の多くは灯油ランプなどの光源に頼って生活している。
ただでさえ貧しい生活の中、その燃料代は大きな負担となっている。
こちらは動画
動画：『GravityLight: The smart lamp which is powered by gravity』
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一般販売はまだだが、現在すでに27カ国の1300の家庭で、このグラビティライトの試作機が実用テストされている。
チームは、さらに長時間発光する改良機の開発を進めているという。
via：dailymail（英語）