2015年「世界一醜い犬コンテスト」が今年も開催! 優勝は雑種犬のカジモド
2015/11/11
アメリカ・カリフォルニア州のペタルーマで、今年も「世界一醜い犬コンテスト」が開催され。昨日(2015年6月26日)、2015年の最も醜い犬が決定した。
このコンテストでは、「チャイニーズ・クレステッド・ドッグ」という品種の犬が、例年優勝してきたのだが、今年の優勝犬は違った。2015年の世界一醜い犬コンテストの優勝に輝いたのは、オランダの牧羊犬「ダッチ・シェパード」と「ピッドブル」のミックス犬。
その優勝犬の名前はカジモド(Quasi modo)。10歳の犬で、先天性脊椎欠損症という状態で生まれ、胴体が異常に短かったのである。彼のカジモドという名前も、ディズニー映画『ノートルダムの鐘』に登場する、醜い容姿で生まれながらも、優しい心を持った主人公カジモドが由来になっている。
カジモドは25匹が出場したコンテストで、優勝を勝ち取り、賞金の1500ドル(約18万円)を受け取ったという。
こちらは動画
動画:youtubeより『Quasi Modo Crowned World’s Ugliest Dog | Good Morning America | ABC News』
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このような、障害をかかえて生まれた犬を「醜い犬」としてコンテストに出場させるのは、いかがなものかという意見もあるだろう。
しかし、今回優勝したカジモドは、その奇妙な体によって飼い主から捨てられ、日本で言うところの保健所に収容されていた犬だった。その後、フロリダ州の男性によって引き取られ、幸運にも現在まで元気に過ごすことが出来るようになったのである。
近年のペットブームの影には、障害をかかえて生まれた動物の廃棄処分や、まるで工場のように過度に繁殖をさせる。そして飽きたら捨てられ殺処分されるという現実がある。
そういった影の部分に焦点を当てる意味でも、今回のカジモドの優勝は大変意義のあるものなのかもしれない。
こちらはその他のコンテスト参加犬
via:AP通信(英語)