ペルーとエクアドルで新種のトカゲ3種(モリイグアナ)が発見される!
ペルーとエクアドルに広がるアンデスの雲霧林で新種のトカゲが発見されたと、専門誌ZooKeysが2015年4月6日に発表した。
それらのトカゲは身体的特徴や体色、そしてDNAが既存のトカゲとは異なっていたため新種と確定された。
新たに発見されたのは、樹上棲のトカゲ(モリイグアナ)の
“Enyalioides altotambo”“Enyalioides sophiarothschildae”“Enyalioides anisolepis”の三種
新種のモリイグアナ「Enyalioides altotambo」
こちらの「Enyalioides altotambo」は、エクアドルの北西の地域で発見された。オスとメスで体の形が大きく違うようである。メスのほうがやや大きいようである。今回発見された個体では尾の長さを除いた大きさはメスが132ミリメートル、オスが119ミリメートル。
新種のモリイグアナ「Enyalioides sophiarothschildae」
こちらが、ペルーで発見された、「Enyalioides sophiarothschildae」。尾を除いた長さは133ミリメートル。
新種のモリイグアナ「Enyalioides anisolepis」
こちらが「Enyalioides anisolepis」。長さは尾を除いて130ミリメートル。ほとんどの個体が小川の近くにいたという。
今回、発見された新種は、3種ともモリイグアナに属している。
モリイグアナは昼行性で低地の熱帯雨林に多くが棲んでいる。
特に、今回の発見場所でもある、アンデスの高地に位置する雲霧林(霧に包まれ湿度が高い森林地帯)は多くの新種が発見されている場所で、調査が進めば続々と新たな新種が発見されるだろうとしている。
参照・画像元:SMITHSONIAN SCIENCE NEWS(英語)