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散歩をしていただけなのに、警察官に頭を撃たれた男性 頭蓋骨の1/4を失う

   

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散歩をしていただけなのに、警察官に頭を撃たれた男性 頭蓋骨の1/4を失う

日本でも警察官による不祥事が大々的にニュースで報じられるが、銃社会であるアメリカにおいて最も深刻な警察官の不祥事とされるのが、警察官による誤射。

日本よりも、容疑者が拳銃を所持している可能性がはるかに高いため、警察官も容疑者の行動に慎重になりすぎて、誤った場面で拳銃を使用してしまう事故がたびたび発生してしまうのである。

先日ある男性が、損害賠償の請求を提出した。彼はただ散歩をしていただけで、警察官に頭部を撃たれてしまったというのだ。

公園で散歩をしていたら、タオルを銃と勘違いされて撃たれた男

その男性はウォルター・デレオン(Walter DeLeon)49歳。

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こちらが被害者のウォルター

彼は今年の6月19日、夜の公園を散歩していた。夜とはいえ、汗をかく気温だったため手にはタオルを持っていたのである。すると突然、ロサンゼルス警察の警官2名によって銃を手放すように命令されたのだ。しかし、ウォルターは銃を持ってはいなかったので、警察官の命令が理解できなかった。するとその瞬間、警察官のカイロ・パラシオス(Cairo Palacios)が、ウォルターに向けて発砲。

弾丸はウォルターの頭部に直撃。ウォルターはその場に倒れ、病院に緊急搬送された。

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事件前後の写真


警察官の誤射によって頭蓋骨の1/4を失った

すぐに病院に運ばれたウォルターは、奇跡的に命を取り留めた。しかし、事故から5ヶ月間の入院を余儀なくされ、その間に10回にわたる手術が行われたのである。

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その後、退院したウォルターだったが、その状況はあまりにも深刻なものだった。まず弾丸が直撃した右の頭部は大きく陥没。そして、視力と歩行能力のほとんどを失ってしまったのだ。

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視力や歩行能力を失った

今回の事故に対し、ウォルターは弁護士を立てて損害賠償の請求をロサンゼルス郡上級裁判所に提出した。

ウォルターの弁護士ベン・メイセラス(Ben Meiselas)は、「彼は人生のあらゆる面に事故の後遺症が影響している。物理的、経済的、そして家族を破壊した。」と語っている。

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ウォルターの世話をする妹

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ウォルターとその母親

ウォルターは、自身で身の回りの行動も行えないため、現在ほぼ全てを家族に依存している状態で、取材をしたAP通信に対しウォルターは「私の人生は真っ逆さまになりました。」と涙ながらに語っている。

事故を起こした警察官は、ウォルターが手に巻きつけていたグレーのタオルを拳銃と勘違いして誤射してしまったという。

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via:dailymail(英語)

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