交通事故で亡くなった恋人の死を悲しむ犬 ボランティアによって保護される
2015/11/14
アメリカ・テキサス州のダラスで、仲間の犬の死を悲しむ犬が目撃され、その後保護された。
その犬は、ダラスのダラス・フォートワース国立墓地の向かいで目撃された。犬が座るそばには、交通事故で亡くなったと思われる茶色の犬が横たわっていたのだ。
こちらが、その犬の動画
動画:『Dog Stands Guard Over Fallen Friend Rescued From Side of Road』
亡くなった犬のそばを離れなかった犬
その犬は白いグレート・ピレニーズでオスの成犬だった。一方亡くなった犬はメス。どうやら道路上で自動車と衝突したようで道路には血痕が残っていたという。
この可哀そうな状況を見た通行人が、地元の動物保護施設に連絡。ボランティアのジェシー・フィアフォーリック(Jessy Fairferlick)が現地に駆け付けた。
ジェシーによると「その犬は、明らかに亡くなった犬の死を悲しんでいました。」「道路上に残された血痕の状況から、亡くなった犬は道路上で死亡したか、動けなくなったはずです。それをこの犬は安全な道路脇まで運び、看取ったのです」と語る。
しかし、近づいたジェシーに対して、犬は危害を加える人物ではないと判断したのか、暴れたり抵抗することなく大人しく保護をされたそう。
犬の飼い主は、まだ見つかっていない
保護された犬には、首輪や所有者を証明するためのマイクロチップは入っておらず、所有者を特定することはできなかった。
そのため、亡くなった犬と保護された犬の関係性も分かっておらず、元々一緒に飼われていたのか、それとも町を放浪しているときに出会ったのかも不明だそう。
現在、犬は保護施設で保護をされているそうで、ダラス動物愛護団体(Dallas animal advocacy group)などのフェイスブックページにて飼い主を捜している段階で、72時間が経過しても飼い主からの連絡が無ければ、新たな里親を探すなどの対応をおこなう予定だという。
via:NBCDFW.com(英語)
2015/11/13追記
保護された犬の飼い主が判明し、無事飼い主の元に引き取られたそうだ。交通事故で亡くなった犬はシェパードとの雑種であるマーリー、保護されたグレート・ピレニーズはブライアンという名前。2匹は一緒に飼われており11月7日にたまたま開いていたガレージから外に出ていき行方不明になっていたそうだ。