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標本のカエルをCTスキャンで見てみると、カエルの中にもう一匹カエルが・・・

   

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標本のカエルをCTスキャンで見てみると、カエルの中にもう一匹のカエルが・・・

ドイツ・キール大学の動物学研究所に勤務するトーマス・クラインタイク(Thomas Kleinteich)が面白いカエルの画像を撮影した。

その画像は、カエルの中にカエルが、そのままの形でおさまっているCT画像。偶然撮影されたものだという。

トーマスは、研究室にある標本で3DのCT画像を撮影していた。今回撮影されたカエルも標本としてアルコールに漬けられていたもので、そのカエルをCT撮影したところ。体の中にもう一匹のカエルがいることが判明したのだ。

撮影されたカエルは、体長7センチのベルツノガエル(学名:Ceratophrys ornata)。そして体の中にいたのは体長4.3センチのノーザンレオパ―ドフロッグ(学名:Lithobates pipiens)というカエルとみられている。

標本のカエルをCTスキャンで見てみると、カエルの中にもう一匹のカエルが・・・

赤く写る部分が丸飲みにされたカエル

標本のカエルをCTスキャンで見てみると、カエルの中にもう一匹のカエルが・・・

下から写した画像には、食べられたカエルの目玉が確認できる

ベルツノガエルは、ブラジルやアルゼンチン、ウルグアイに生息するカエルで、ネズミやスズメなどを食べることもあり、野生化においてもカエルを食べる。その体の中にいたノーザンレオパ―ドフロッグはカナダとアメリカに生息しているカエルだ。

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標本のカエルをCTスキャンで見てみると、カエルの中にもう一匹のカエルが・・・

こちらがベルツノガエル

標本のカエルをCTスキャンで見てみると、カエルの中にもう一匹のカエルが・・・

こちらがベルツノガエルの体内から見つかったノーザンレオパ―ドフロッグ

標本はドイツ・ハンブルグの博物館に寄贈されたもので、このベルツノガエルがどういった環境にいたものなのかは不明だが、両種の生息域が異なっており、野生化では出会うことは無いので、動物園やペットとして飼育されていたカエルである可能性が高いという。

 

via:cnet(英語)

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