タイで新種の野生のバナナが発見される! ちゃんとバナナだがやはり種だらけ
2016/10/31
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タイで新種の野生のバナナが発見された。
現在、我々が口にしている果物のバナナは、突然変異で種が無くなったものを増やしたものである。種が無いため、種から増やすことができず、株分けによって増やしており、いわば全てのバナナは同じDNAを持つクローンなのである。
タイの植物学者チームが今回発見した新種のバナナは、タイ・ラオス国境近くのナン県で見つかったもので、学名はムーサ・ナネンシス(Musa nanensis)と名付けられた。
多年生で、高さは4.9〜9.8フィート(約1.5メートル~3メートル)。開花時間は一年中だ。
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果実は長さは2.8インチ(約7センチ)、幅0.6インチ(約1.5センチ)で、見慣れた形のバナナの形をしており、一房あたり4~10個のバナナが実る。
しかし、野生のバナナだけあってその果実には無数に種があり、人間が食すことは難しいという。
発見者チームは、今回発見された新種のバナナは、地上2740フィート(835メートル)という高度の乾燥常緑林で発見されており、当地域で絶滅の危機に瀕している。国際自然保護連合(IUCN)による緊急の保全が必要であると主張している。
via:sci-news(英語)
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