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フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

   

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フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

今回紹介するのは、200年も前にフランスの探検家が描いたオーストラリアの原住民や動植物の貴重なイラスト

これらの絵は1800年~1804年の間に描かれたもので、その当時オーストラリアは欧州の植民地化前で、手つかずの自然が広がっていた。

探検家は、フランスの皇帝ナポレオン・ボナポルトの命令によって、オーストラリアの南海岸付近に生息している動植物の調査と、先住民の観察のためにオーストラリアへ遠征をし、それをカラーのイラストとして残した。

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

「立っているアボリジニの女性の肖像​​」。1802年にタスマニア南端のサウスケープでニコラス・マーティン・プティ(Nicolas Martin Petit)が水彩絵具で描いたもの。

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

インクや木炭で描かれた原住民男性

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

授乳する原住民女性

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

原住民が使うタスマニアンカヌーと槍

オーストラリアの原住民であるアボリジニの生活や文化をイラストとして残した。

また西洋諸国が進出する前の豊かな自然とそこに生息する動植物を鮮やかなカラーのイラストで描いており、現在では絶滅してしまった動物の絵まであるという。

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フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

チャールズ・アレクサンドロ・レスアー(Charles Alexandre Lesueur)が描いたミナミゾウアザラシ。タスマニア州・バス海峡で描かれた

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

200年前のシドニーの地図

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

1807年、西オーストラリア州にてシマウサギワラビー。以前は南西部に広く生息していたが人間による犬の移入により生息数が激減した。

これらのイラストは、欧州の植民地化以前のオーストラリアを知る非常に貴重な資料となっている。

ナポレオンの命令でオーストラリアへ遠征した探検家たちは、自然史パリ博物館のために18万点の検体を採取、またナポレオンの皇后ジョゼフィーヌへのプレゼントとして72匹の生きた野生動物を本国へ持ち帰ったという。

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

チャールズ・アレクサンドロ・レスアーによるハリセンボン

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

2種類のクラゲ

フランスの探検家が200年前に描いたオーストラリア先住民と動植物の貴重な絵

ナマコ

 

via:dailymail(英語)

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