デロリアンのように車でタイムトラベルを試みた男性 商業ビルに突っ込む
アメリカ・フロリダ州のペンサコーラで、自動車がビルに突っ込むという事故が発生した。
車は、わざと衝突したとしか思えないような速度で建物に突っ込んでおり、運転手を取り調べたペンサコーラ警察によると、運転手は事故を起こした理由について「タイムトラベルをしようとした」と語ったというのである。
車でタイムトラベルしようとした男
車でタイムトラベルというと、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で科学者のドクがデロリアン(DMC-12)を改造して製作したタイムマシンをイメージする。そのデロリアンは、時速88マイル(時速約140km)まで加速することによってタイムトラベルができるのだ。
しかし、もちろんこのタイムトラベルはフィクションの話である。しかし、それを実際にやろうとした男がいるのだ。
こちらは、そのニュース映像
動画:『Man trying to ‘travel through time’ smashes car through two Florida businesses』
その事件が発生したのは、アメリカ・フロリダ州のペンサコーラ。2015年12月20日の午前10時50分に商業施設に向かって一台の自動車が猛スピードで突っ込んだのである。
ちなみに、その際に男が使用した車はデロリアンではなく、クライスラーのダッジ・チャレンジャーだった。
車は税務事務所の正面入り口から突っ込み、壁を突き破ってその裏にあった棺桶会社「ペンサコーラ・カスケッツ(Pensacola Caskets)」まで突き抜けた。
幸い、運転手の男はシートベルトを着用していたためケガすることはなかった。また事故があったその日は日曜日で、事務所が無人だったため、他のケガ人も出なかったという。
しかし、男を逮捕したペンサコーラ警察が、取り調べをしたところ男は「タイムトラベルをしようとした」という信じられない回答をしたのである。
男の名前は明らかになっていないが40歳の男性だそうで、バック・トゥ・ザ・フューチャーブームの直撃世代だった。
現在警察は、酒や薬物の使用や精神鑑定をおこなっている。
via:Pensacola News Journal(英語)