ゴミ収集車にケガした犬を投げ込んだ収集員「犬のためにやった」と言い訳をする
ブラジル北部のプレジデンテフィゲイレドの路上で、残酷な行為が目撃され、それを目撃した周辺住民により写真が撮影された。
収集員がゴミを回収していたすぐそばに、足を怪我しうずくまる犬がいた。すると収集員はロープのようなものを持ち出し、その犬に結びつけた。そして、あろうことにその収集員は、その犬をゴミ収集車後部の収集機に投げ込んだのである。
収集機はゴミを圧縮する機構になっており、当然投げ込まれた犬は死亡してしまった。
その後、撮影者その画像をオンラインで公開した。瞬く間に、画像がネットで拡散され大問題に発展した。
その結果、犬をゴミ収集車に投げ込んだ収集員が判明。ジャドソン・ジェームズ·フランカ(Jadson James Franca)という35歳の男性職員。
昨日(2015年5月31日)プレジデンテフィゲイレドの市長ニールソン・ダ・クルス(Neilson da Cruz)は、ゴミ収集をしていた清掃サービス会社「ヴィア・リンパ(Via Limpa)」への罰金処分と、問題の収集員を解雇したことを発表した。
市長は、収集員のおこないが許されざる残虐なものだと非難するとともに、その行為を止めずに撮影していた撮影者を批判した。
また問題の収集員は、仕事の解雇とあわせて、動物虐待の容疑で起訴された。
警察署長ヴァルネイ・シルバ(Valnei Silva)によると、その収集員は、「犬は怪我をして苦しそうだったので、苦しみから解放するためにおこなった、善意の行動だ」と主張しているという。
via:dailymail(英語)