背中で子育てする絶滅危惧種のカエル ブーランジェ・バックパック・フロッグ!
2016/01/01
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「世界で最も過保護なカエル」と呼ばれるカエルがいる。そのカエルは「ブーランジェ・バックパック・フロッグ(Boulanger’s backpack frog)」※学名はCryptobatrachus boulengeri。
世界で最も過保護なカエル「ブーランジェ・バックパック・フロッグ」
この「ブーランジェ・バックパック・フロッグ」というカエルは、コロンビア北部の限られた場所にのみ生息しているカエルで、その生息範囲がごく限られていることから、絶滅危惧種に指定されている。
アマガエルのような見た目のごく普通のカエルなのだが、変わっているのはその生態。
メスのカエルは卵を背中に直接産み付け、卵が孵化するまで子育てをおこなうのだ。
ほとんどのカエルは、卵からオタマジャクシの状態で生まれ一定期間過ごした後、カエルに変態して陸上生活に移行するが、このカエルは卵から直接カエルの姿で生まれる。
そのため、奇妙な姿になるのだ。
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しかしこのブーランジェ・バックパック・フロッグは、農地開拓や森林伐採、インフラ開発によって生息域が脅かされており、種の絶滅が危惧されている。
子育てをするカエルとして、一時期ネットを賑わしたピパピパ(別名コモリガエル)
子育てをするカエルとして、有名なのがコモリガエルと呼ばれるピパピパである。
体に卵が埋め込まれた状態で子育てをおこない、その体の穴が気味悪いとして一時期ネットメディアなどで話題になった南米のカエルである。
こちらが、ピパピパの動画
動画:youtubeより『Surinam Toad』
via:The Dodo(英語)
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