百獣の王を舐めるなよ! フランスのサーカスでライオンが調教師を襲う
百獣の王ライオン。動物園に行くと檻の中で気だるそうにしている姿を見かけ、サーカスでは器用な曲芸を披露してくれる。その姿だけを見ると飼いならされた大きな猫にしか見えないかもしれない。しかし、それは大きな間違いで、いざとなれば野生の一面をあらわにするようだ。
サーカス公演中に調教師に襲い掛かったライオン
事件が起こったのは、2017年5月7日の日曜午後のこと。フランス北部のデュランで開催されていたサーカス公演中のこと。日曜ということもあって、多くの家族連れが見守る中、ライオンを使ったショーが行われたのだが、登場したライオンはどうも機嫌がよくなかったのだ。そして、恐れていた事態が起きる。
観客たちの前でライオンが、調教師のスティーブ・ロバロット(Steeve Loberot)に襲い掛かったのである。その様子を、観客席で観ていた女性が撮影した。
こちらがその映像。
動画:youtubeより『Horrifying moment lion bites tamer’s throat in front of screaming children』
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調教師は一命を取り留める
調教師に牙と爪を突き立てるライオンに騒然となる場内。
リズミカルな音楽が流れる中、子どもたちの悲鳴が鳴り響く。
誰もがダメかと思ったとき、ライオンに襲われるスティーブを目の前にした彼の妻が機転を利かす。
近くにあった消火器をライオンめがけて噴射したのだ。
消火器にひるむライオン。スティーブはその隙にバックヤードに逃げる。
何とかライオンから逃げることに成功した調教師のスティーブだが、首や足などにひどい怪我を負う重症だったという。
幸い搬送された病院で5時間にわたる手術が行われ、一命を取り留めることが出来た。
また惨劇を目撃してしまった観客はというと、やはりショックが大きいようで、動画撮影者は「娘は恐ろしさのあまり一晩中泣いていた」と語っている。
事件を起こしたライオンと現在治療中のスティーブはというと、スティーブの回復を待ってから再びサーカスで演目を披露する予定だそう。
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