数枚に一枚激辛! ロシアンルーレットドリトス 生徒が呼吸困難で学校が禁止!
小学生時代、学校でのシャープペンの使用を禁止されていた経験を持つ人は多いのではないだろうか?
しかし、このたびイギリスの学校で、ちょっと変わったもの禁止された。
それは激辛味のドリトス。ドリトスとは、トウモロコシの粉末から作られたスナック菓子である。
今年の4月に英国史上もっとも辛いチップスとして、販売されたドリトスの新商品がある。それは「ドリトス・ルーレット(Doritos Roulette)」。商品名のとおり、袋の中の全てが激辛なわけではなく、数枚に一枚の確率で激辛チップスが混じっているのだという。
その激辛ドリトスの辛さは、激辛唐辛子ハラペーニョの10倍の辛さで、メーカーは「食べたあなたは、涙が止まらない」というキャッチコピーとともに売りだした。
こちらは「ドリトス・ルーレット」のテレビCM。ロシアンルーレットのようにして食べている。
動画:『NEW Doritos Roulette TV Advert – There’s a hot chip in every handful!』
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イギリスのノースヨークシャー州にあるジョージピンダースクールの生徒ベス・レイバーン(Beth Laybourn)は、友人や彼女の弟と、ロシアンルーレット形式でその「ドリトス・ルーレット」を食べて遊んでいた。すると激辛ドリトスがベスに当たってしまう。
その瞬間、大量の汗とあまりの辛さに呼吸困難に陥ってしまうベス。マグカップ4杯の牛乳を飲んでも、喉は燃えるように熱かったそうで、ベスはその時のことを、「本当に呼吸ができなくなり、死ぬかと思った」と語っている。
この「激辛ドリトス呼吸困難事件」の後、学校側は、両親への警告と生徒にこの激辛ドリトスを食べることを禁止したのである。学校の広報担当者は、「生徒の呼吸困難症状は、明らかにこのドリトスに起因している」と主張している。
メーカー側は「ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません。このドリトスは幼いお子様には推奨されておりません。パッケージで注意を警告する内容を記載いたします」と回答した。
一連の騒動が報道されると、どれほどの辛さなのか興味本位で購入するものが続出。商品は話題となり、メーカーにとっては素晴らしいピーアールとなったようである。
via:the guardian(英語)