知恵の結晶!! 成長を続ける生きている橋「ツリーブリッジ」
インド北部のメーガーラヤ州チェラプンジには、生きた橋があるという。
その名は「ツリーブリッジ」。単なる木製の橋ではなく、木の根でできた橋で、その本体である木は葉をつけ生きているのだ。
このような特殊な橋が作られれるようになったのは、チェラプンジの気候が理由である。チェラプンジは、標高約1500メートルの山地に位置しており、山地に吹き付けるモンスーンによって、一年を通して雨が多い。「世界で最も雨が降る場所」と呼ばれる程で、年間降水量は11.786mm。この数字は日本の約7倍になる。
このような高温多湿の地域に建築物を作っても長くは持たない。特に木製の構造の場合、非常に短時間で腐敗してしまう。そのため、生きた木の根っこを橋や歩道として、徐々に形作らせて構築しているのである。
人間の体重を支えられるようになるまで、約10〜15年がかかるそうだが、こうした「生きた橋」作りの歴史は500年前から続いており、中には人間50人を支えられるような強い強度を持った橋や、長さ30メートルにもおよぶ巨大なものまであるという。
こちらは「ツリーブリッジ」を紹介する動画
動画:youtubeより『Root Bridges | 100 Wonders | Atlas Obscura』
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via:viralnova(英語)