同性愛は進化においてメリットがある!? ハエから同性愛遺伝子発見か!?
2015/06/08
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同性愛が、生物の進化においてメリットがあるかもしれないとネイサン・ベイリー(Nathan Bailey)率いる科学者グループが発表した。
科学者は今回の研究の結果、オスのハエのY染色体から、「同性愛遺伝子」が存在する可能性を発見したと主張している。そして、同性愛には生物進化の上で何らかのメリットがあるというのである。同性愛遺伝子のメリットを主張する根拠として、同性愛に進化上のメリットが無ければ、同性愛という種の繁殖に相反する遺伝子は、自然淘汰によって排除されたはずだとしている。
研究にはショウジョウバエが使われた。
オスを相手に求愛行動をするハエを選別し、それを分析した結果、そのハエからは性行動(SSB)と関連した複雑な遺伝的変異の徴候を発見したのである。
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しかし、このSSBの徴候は、それを持つオスのハエ自身ではなく、交尾をしたメスに影響を及ぼすという。
高いSSBを持つオスと交尾したメスのハエの方が、低いSSBのオスと交尾をしたメスのハエよりも多くの卵を産卵したと、研究者はジャーナルProceedingsで報告をしたのだ。
しかし、今回の発表は同性愛の徴候をもつ個体から、子孫繁栄にプラスとなる要因が発見されたというものであり、まだまだ解明されていない点が多い。
科学者グループも同性愛の起源について、遺伝的研究が必要と主張している。
via:mirror(英語)
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