水頭症の少年を救え! 世界最大の頭を持つインドの少年
世界最大の頭を持つと言われている少年が、病と闘っている。その少年はまだ生後7か月だというのに、頭の直径がスイカ大の96センチもあるのだ。
水頭症により世界最大の頭となった少年
その少年はインドのムリティユンジャイ・ダス(Mrityunjay Das)。現在生後7か月だ。しかし少年の頭部は成人のものよりはるかに大きい。
この少年が患う病は水頭症。
本来、脳を衝撃などから守る脳脊髄液が過剰に溜まっているため、頭部がこれほどまで肥大化しているのだ。治療をしないまま放置してしまうと脳が損傷し、精神的および肉体的障害を抱えることになる。
少年はその症状を少しでも緩和するため、現在治療を受けている。
少年を診ているインド、オリッサ州のブバネーシュワルにあるAIIMS病院のディリップ・パリダ(Dilip Parida)医師は語る。「少年の頭には5.5リットルもの体液が溜まっていました。我々は少年の頭から3.7リットルの体液を排出することに成功しました。治療の結果、少年の認知機能は大幅に向上しており、現状治療は上手くいっています。」
少年の頭の直径は96センチあったが、今回の治療により26センチ減少。直径70センチまで縮小化したという。
少年の姿を恐れた村人は家族を村から追い出した
少年、そして少年の両親は懸命に病と闘っている。しかし、病以外にも辛いことがあったという。
少年の両親カマレシュ・ダス(Kamalesh Das)とカビタ(Kavita)によると、少年の異様な姿を見た村人たちによって、住んでいた村を追い出されてしまったというのだ。カマレシュは「村のみんながウチの子を幽霊のようだと言うんです。もし、治療が成功すれば、みんなの態度も変わることでしょう。」と希望とともに語った。
via:dailymail(英語)