【母も多指症】15本の指と16本の足の指を持つ中国の赤ちゃん、除去手術へ
中国で多指症の赤ちゃんが誕生した。多指症というのは生まれつき指の本数が多い状態で生まれる先天性の症状で、通常は1本か2本多い程度なのだが、今回の事例は少々違う。なんと手足あわせて31本の指があったというのである。
合計31本の指を持って生まれた中国の赤ちゃん
その報告がされたのは中国、浙江省の寧波市。そして問題の赤ちゃんは、現在生後6か月の男児ユアンユアン(Yuanyuan)。
彼の両手には15本、両足には16本の指が生えているのである。合計で31本、通常よりも11本多い数である。しかし、手足共に親指が存在せず、将来的に生活に支障が出ることが明らかなため、このたび指の除去手術及び正常な動作が出来るよう構築する手術が行われることが決定した。
手術は3段階にわたるプロセスを経る必要があるため、長期間のものとなるが、男児が就学する前には、完了する見込みだそう。
また、多指症の原因については、現在も明確な理由が判明していないが、妊娠中の形成異常による偶発的なものと、遺伝的要因があるとされている。今回のユアンユアンの場合、母親も手足の各指が6本ある多指症であるという報告が挙がっており、遺伝的なものである可能性がある。
多指症はそれほど珍しいものではない
日本形成外科学会によると、多指症で生まれてくる確率は、手の場合1000人に1~2人、足では2000人に1~2人ほどの確率だそうで、それほど珍しいことではない。しかし、今回のユアンユアンのような事例はやはり稀。 だが、中国では今年、同様の赤ちゃんが報告されている。
下記画像は、湖南省で誕生したホンホン(Honghong)と呼ばれる男児。
ホンホンも、今回のユアンユアン同様、手に15本、足に16本の合計31本の指を持っていたのだ。
via:en.people.cn(中国語)、日本形成外科学会-多指症