遺伝子変異により腕が肥大!「ベビーハルク」と呼ばれる女の子
生まれつきの病と戦う生後18か月の女の子がいる。その子は幼いにもかかわらず、ボディービルダーのように腕が太いことから「ベビーハルク」と呼ばれているという。
世界にわずか200人しかいないCLOVE症候群で生まれた女の子
その女の子が暮らしているのは、アメリカ・フロリダ州クレストビュー。現在生後18か月のマディソン・ガトリン(Madison Gatlin)は、ある珍しい病を患った状態で生まれた。
この太い腕は、CLOVE症候群と呼ばれる病によるもの。ただの腫瘍ではなく遺伝子の変異によってリンパが腫れており、マディソンの場合、腕と胸の一部が肥大化している。
この症状が確認されたのはマディソンが生まれる前。妊娠15週目のエコー検査で発覚した。このような場合、死産になることがほとんどだそうだが、マディソンは患部の肥大こそあるものの今も元気。医師もこうして生きているのは奇跡だと語る。
その見た目からベビーハルクと呼ばれている
マディソンの肥大化した患部は現在も成長を続けており、現在5ポンド(約2.3キログラム)ある。
マディソンについて彼女の母は「彼女の上半身は病気によってボディービルダーのような見た目です。その姿はまるでハルクのよう。彼女は赤ちゃんハルク(baby Hulk)です。」と語る。病と闘う娘にポジティブな意味合いで、そうあだ名をつけたのだ。
マディソンは、肥大化を少しでも抑えるために、24時間窮屈な圧縮服を着用している。さらに、患部にたまっているリンパ液を一日に二回、体内から抜き取り、薬と生理食塩水を混ぜた液体を再注入しているという。現在、治療費を集めるクラウドファンディングをgofundmeで行っている。
via:gofundme(英語)