斜視が原因で捨てられた寄り目犬のデニス 新たな飼い主の元で一周年!
飼育ができなくなった飼い主によって捨てられ、些細な見た目のせいで新たな里親がなかなか見つからなかった犬が、優しい飼い主の元で、1周年を迎えた。
その犬は、斜視によって寄り目になってしまった犬のデニス(Dennis)。
寄り目犬のデニス
デニスは、イギリスのウォリックシャー州にある救助センターの前に捨てられていた捨て犬だった。
健康的なコリーという品種の犬なのだが、ひとつだけ他の犬とは違う点があったのだ。それは斜視という眼球が正面を向かない症状によって常に寄り目の状態だったのである。
デニスを保護した救助センターは、他の犬たちと同じように新たな飼い主を探したのだが、この寄り目が原因でなかなか新しい飼い主が見つからなかったそうで、何百人もの里親候補の人がデニスを飼い犬として選ばなかったのだ。
そこで、救助センターがデニスの特徴をアピールするような形で、イギリス全土に里親募集をかけたのだ。その結果、デニスの里親に名乗り出たのが、現在の飼い主であるリズ・パークス(Liz Parkes)。
里親宅で一周年を迎えたデニス
里親が決まったデニスは、現在イギリスのウェスト・ミッドランズ州オールドベリーにあるリズの自宅で、彼女のパートナーであるネイサン・ベイツ(Nathan Bates)と先に飼われていた犬のミロ(Milo)とともに生活している。
現在、4歳のデニスであるが、先日リズに引き取られてから一周年を記念して、特別なケーキでお祝いをされたそう。
飼い主のリズは「デニスはコミカルなルックスですが、とてもイタズラ好きです」と語る。
また、デニスの里親がなかなか現れなかったことについては「飼い主に捨てられてしまった犬たちの里親になることは素晴らしいことですが、健康状態などを気にしてその犬を見過ごすことはおかしいと思います。実際、デニスは楽しい性格をもっており私の素晴らしい家族になりました。」とも語っている。
via:dailymail(英語)