ギョギョギョッ!? ドローンが撮影!フロリダに出現した大量のエイの群れ
2015/11/28
今週アメリカ・フロリダ州で、海面一面が埋まるほどの大量のエイが撮影された。
そのエイは、クロガネウシバナトビエイ(Rhinoptera bonasus)という種類のエイで、毎年この地域ではこのような大群が目撃されているのだ。
クロガネウシバナトビエイの大群
このクロガネウシバナトビエイの大群が撮影されたのはアメリカ・フロリダ州・マルコ島にあるペリカンピアマリーナ。
撮影者はこの島に暮らしているマイク・スミス(Mike Smith)だ。彼はドローンを使ってマリーナに大量出現したこのエイの大群を撮影したのである。
こちらが地元ニュース番組が報じたニュース映像
動画:youtubeより『Marco residents capture thousands of rays migrating on camera』
撮影者はのマイク・スミスは「それは本当にすごい光景でした。とても見事だった。」と語っている。
実はこの光景、毎年発生している
今回撮影されたクロガネウシバナトビエイの大群は、地球温暖化や海流の変化などで突然発生した現象ではない。
この地域では、毎年この時期になると今回のような大群が出現しているのである。
ナポリの環境専門家のマイク・バウアー(Mike Bauer)によると「このエイは夏に交尾をし、秋頃から暖かい南へ移動します。そして暖かくなる春には再び北に帰ってくるのです。そのため、毎年フロリダ州のこの地域には、南に移動するエイの大群が出現するのです。」とのこと。
そのため、特に異常現象ではないのだ。しかし、このエイは尾に鋭い毒針を持っている。エイの大群に気づかずに海に入ってしまったりすると刺される恐れがあるため注意が必要だという。もし刺されるとハチに刺されたような激痛に長時間襲われるそう。
via:NBC(英語)