保護された瀕死の犬 ビリーが回復するまで
ギリシャで一匹の犬が保護され、動物病院に連れてこられた
犬の名前はビリー。
皮膚病や極度の栄養失調により、非常に危ない状態だった。
動画:youtube『Mange & starvation – Billy, the dog that came back from the dead』
以下の画像は動画のキャプチャ
診察台に上げられえた、ビリーの姿はあまりにも衝撃的だった。
極度の栄養失調により背骨やアバラ骨が浮き出ている。ダニによって疥癬(かいせん)をおこし皮膚はただれ、毛はほとんど無くなっていた。また炎症を起こした部分から血が滲み、目をそむけたくなるほどの状況だった。
※以前記事にした(ボルネオで発見された奇妙な生物の正体が判明)マレーグマも同様の皮膚病によって全身の体毛が抜け落ち、未確認生物ではないかと新聞記事にもなった
治療を終え、保護した女性の自宅で療養することとなったのだが、相変わらず人間に怯え、隅に隠れるようにしていた。
それから2ヶ月後。カメラの前には黒々とし、元気に散歩をするビリーの姿があった。
無くなっていた、体毛が生え、保護された当初はわからなかった、綺麗な黒い毛並みと凛々しいその表情。
出典:viralnova(http://www.viralnova.com/billy-the-dog/)
保護されてからの2か月で、体毛が生え見た目が全く違うようになったビリーだが、それと同じくらい表情も豊かになったように感じる。
日本では年間5万~8万頭の犬が殺処分されていると言われているが、ギリシャではなんと1頭たりとも殺処分をしないのである。
財政危機が深刻化しているにも関わらず、この方針を守り続けているというから動物愛護に対する意識の高さが伺える。こちらの動画もギリシャのイリオポリス動物福祉連合(Ilioupolis Animal Welfare Union)という保護団体がyoutubeにアップロードしたものである。
先日も東京都立川市の男子中学生が、イスラム国の動画の影響を受けてヤギを虐待する事件が起きた。
少年は人間を殺す練習をしたと発言しているようだが、ヤギからしたら、たまったものではない。