インドの司祭が猿に殺された!? 人に向けてレンガを落とす猿被害インドで多発
2016/10/31
インド・ビハール州のナランダ(Nolanda)で、住民たちが猿に恐怖しているという。
日本でも、観光地などで猿が人間を攻撃する被害が報告されているが、インドでは人間が猿によって殺害されるという事件が起きているというのである。
猿が人間に向けてレンガを落とす!
猿によって凄惨な事件が起きたのは、先月11月30日のこと。
ナランダにある寺院の司祭ムンナ・ミシュラ(Munna Mishra)の自宅テラスに猿のグループが集まっていたという。そして、司祭が自宅から外出しようとした時に、そのうちの一匹の猿がレンガを司祭に向けて落としたというのである。
猿の攻撃によって倒れた司祭は、ナランダ医科大学病院に緊急搬送されたもの、死亡してしまったのだ。
この事件は、猿が落としたレンガが偶然人間にあたった事故ではなく、猿による殺人の可能性があるという。何故なら、今回の司祭を含めて3人もの人間が猿のイタズラによって命を落としているというのだ。
猿の攻撃被害が多発している
地域住民のジェーテンデラ・シン(Jeetendera Singh)によると、「猿は、人間から野菜や食物を奪うだけではありません。噛み付いてきます。しかも女性や子供を選んでおこなっているようで、学校の子供たちは猿のターゲットになっています。」と語った。
現在、地方自治体と森林事業関係者は、地域から人間に被害を与える猿の捕獲をおこない、サンジャイ・ガンジー生物公園(Sanjay Gandhi Biological Park)に移す計画を進めているという。