アーチェリー練習中に事故 矢が反対側の頭蓋骨まで貫通するも無事回復した少年
先日、インドの学校であってはならない事故が発生した。なんとアーチェリーの練習中に、生徒の頭に矢が刺さってしまったのである。
事件はインド・マハラシュトラ州の学校で起きる。11歳の少年リトビック・アンクシュ・タルト(Ritvik Ankush Tarte)が、学校でおこなわれていたアーチェリーの練習に参加していたところ、右の側頭部からアーチェリーの矢が突き刺さってしまったのである。
矢は頭蓋骨と脳を貫通、反対側の頭蓋骨も突き破って左側の皮膚で止まっていたのだ。
すぐにリトビックは病院へ運ばれる。彼を担当したのは、脳神経外科医のジーベン・ラージプート(Jeevan Rajput)医師。
医師によると「我々は、学校の教師から手術の許可を取り、すぐに緊急手術を開始した。脳のCTスキャンによって矢の位置を性格に把握することができたので、頭部を開頭し内視鏡を使って慎重に矢の摘出手術を行ないました。手術は3時間を要したが、無事に矢を取り除くことに成功しました。」とのこと。
また、「彼の術後の経過は良く、記憶や性格などの問題も発生しないと思われる」と語る。
連絡を聞いて病院に駆けつけたリトビックの父アンクシュ・バッバン・タルト(Ankush Babban Tarte)40歳と、母アシュビニー(Ashwini)35歳。父アンクシュは「病院に行くまでとても心配だった。妻はまだ不安を抱えています。とにかく将来的な後遺症が発生しないことと、怪我が一日も早く治ることを祈っています」と語った。
その後のリトビックだが、すでに病院からは退院し自宅療養中とのことで、なんと早ければ来月にも学校のアーチェリークラスに参加する予定だという。
via:dailymail(英語)