触ると死ぬよ！　インドのデリーは違法に設置された電線で大混乱！

2015/08/05 2015/08/08

インドのデリーでは、地上8フィート(約2.4メートル)程の低い位置に電線が所構わずぶら下がっている。

しかし、これらの電線のほとんどは、違法に設置されたものだという。主に地元の企業などに設置された電線に勝手に接続し、電気を盗んでいるのだ。

まるでスパゲッティのようにウジャウジャの電線

これらの電線は、盗電のために、勝手に設けられたもの

安全処置がされておらず、劣化して切れた電線もそのまま放置されている

そのため、不用意に電線に触れると、高電圧によって命を落としかねない

電気技師でも何でもない人間が勝手に設置した電線は、適切な絶縁処置がされておらず、流れる電流は致死量であるため、不用意に触れてしまうと命を落とすことがあるという。

また、季節風が吹きつける時期には電線が切れ、人やプールに当たって事故もたびたび発生しているという。

この盗電行為は、頻繁に停電を引き起こし、深刻な問題となっている。しかし、あまりに多い電線の現状に、政府は半ば野放しにしてしまっているという。

熱帯雨林のジャングルに茂るツル科の植物のよう

もう何が何だかわからない電線。

この盗電行為によって、頻繁に停電が発生する。

しかし事実上、野放しの状態となっている

世界銀行が発表しているデータによると、インドの人々の22.3パーセントは、電気のない環境での生活を強いられているという。