カリフォルニア州を大量の虫が襲う! もはや虫による黒い雨!!
現在、アメリカ・カリフォルニア州のシエラ・ネバダ山脈の東側地域に大量の虫が出現している。
その虫は、指の爪ほどの大きさで、赤と黒のカラーリングをしたナガカメムシの一種。
虫たちは、毎晩夜になると家の明かりや車のヘッドライト目がけて飛んでくるため、住民たちは生活に支障をきたしているという。
虫は明かりに集まってくる習性をもっているため、町の雑貨店では夜間の営業を中止。住民も、夜はほとんど照明を灯すことができずにいる。
そして、最も被害が深刻なのがガソリンスタンド。利用者のために、夜間でも照明を点けておく必要があるため、大量の虫たちの格好の餌食となっているのだ。
スタンドの店長によると、大量の虫は呼吸もままならないほどの密度で飛び回っているという。
そして、さらに問題なのが翌日の大量の虫の死骸。従業員は毎朝、落ち葉などを吹き飛ばすためのブロワーという道具を使って大量の虫の死骸を清掃している。しかし、いくら掃除をしても翌日には虫の死骸でおおわれており、大変な負担となっているそう。
この虫の大量発生、カリフォルニア州のこの地域でこのようなことが起きるのは、今回が初めてのことだという。
その原因について、昆虫学者のデビッド・ハビランド(David Haviland)は、昨年の暖冬と季節風が影響している可能性が高いと主張している。
虫の襲撃は、すでに1か月以上も続いており、住民たちは虫がいなくなる冬が訪れるのを心待ちにしているという。
via:dailymail(英語)