自作で目覚まし時計を作ったイスラム教徒の少年 爆弾と勘違いされ逮捕される!
自作で目覚まし時計をつくった少年が、爆弾と勘違いされ逮捕される事件が発生した。少年がイスラム教徒であったこともあり、人種差別があったのではないかとして、現在全米で話題になっている。
目覚まし時計をつくった少年はイスラム教徒のアハメド・モハメド(Ahmed Mohamed)14歳。
彼は日曜日の夜に、回路基板とデジタルディスプレイを使用して目覚まし時計を制作。それを金属製の筆箱に内蔵させたのである。
そして、その目覚まし時計を翌日、学校に持って行ったところ大騒動へと発展した。
学校側が、その目覚まし時計を時限爆弾と勘違いし、地元警察に通報したのである。すぐに警察官が学校に駆けつけ、目覚まし時計を分解して調べたが、爆弾か判断がつかなかった。そこで、とりあえずアハメドを逮捕してしまったのだ。
問題の目覚まし時計は、警察署内で詳しい鑑定がおこなわれ、間もなく爆発物でないことが判明。アハメドは処分保留で釈放となった。
しかし、この事件が報道されると、「アハメドがイスラム教徒であったために逮捕されたのではないか」と人種差別問題に発展したのである。
これを受けて、ホワイトハウスは昨日(2015年9月16日)に逮捕の判断が正しかったのか再調査を命じる異例の声明を発表。
オバマ大統領はツイッターで「アハメドのつくった時計はとてもクールだ。是非、その時計を持ってホワイトハウスへ遊びに来ませんか?私たちは、あなたのような科学好きを大切にしなければなりません。アメリカがモノづくりの国であるために」とツイート。
その他にも、フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)やヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)ら著名人も、アハメドを擁護するコメントを発表している。
via:dailymail(英語)