まるで石器時代! ボノボが木材を削りスコップや槍などの道具を作る!!
2017/05/05
チンパンジーの仲間であるサルのボノボが、まるで石器時代の人間のように道具を作り出したと、研究者が発表した。
ボノボは、ヒト科チンパンジー属に分類される大型の類人猿で、チンパンジーと比べて上半身が小さく脳の大きさも、やや小さいが、知性はチンパンジーよりも高いと考えられている。そのため、人間に最も近い動物と言われる。
今回、ボノボの驚くべき能力を発表したのは、イスラエルのハイファ大学の研究員イタイ・ロフマン(Itai Roffman)ら研究者グループ。
ボノボが、木材を削って地面を掘るスコップや槍などの道具を作り出したというのである。さらに、その木や石を道具として認識し実際に使用したというのである。
こちらが木材を加工・使用するボノボの動画
動画:youtubeより『preparation and use of varied natural tools for extractive foraging by bonobos』
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ボノボの高い知能は以前から注目されており、やり方を教えると、自分で巻を集めてマッチで焚き火をすることも確認されている。さらにその火でマシュマロを焼いて食べることもできる。
また、アメリカの言語学者によって英語を理解することが確認された。
専用のキーボードを使って人間と会話をすることや、テレビゲームの「パックマン」のルールを理解してプレイすることも可能だというから、驚きである。
「猿の惑星」もまったくの絵空事ではない。
via:dailymail(英語)