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コウモリのような翼を持つ恐竜!? 中国で発見された羽毛恐竜の化石

      2015/05/01

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中国で、コウモリに皮膚で出来た翼を持つ恐竜の化石が発見されたという。

コウモリのような翼を持つ恐竜!? 中国で発見された羽毛恐竜の化石

その恐竜の名はリーチー(北京語でYi qi)。意味は「奇妙な翼」という意味の恐竜。

およそ160万年前のジュラ紀に生息しており、体重は380グラム程の小型の恐竜で、体には羽毛が生えていたという。

リーチーは、通常の翼竜が持っている手首から伸びる棒状の長い骨を持っておらず、形はコウモリのような翼で、まるでムササビのように滑空していたと研究者は推測している。

コウモリのような翼を持つ恐竜!? 中国で発見された羽毛恐竜の化石

「奇妙な翼」の異名を持つ恐竜リーチーのイメージ画像

北京の古生物学者である徐 星(じょ せい)教授は、「このリーチーは、他の鳥や恐竜のものとは異なる奇妙な翼をもっていた。だから我々は今回発見されたこの恐竜にその名前をつけた」と語る。

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コウモリのような翼を持つ恐竜!? 中国で発見された羽毛恐竜の化石

今回発見された化石

Nature(ネイチャー)に報告された内容によると、「研究者は、リーチーは恐竜が鳥へと進化するために、飛行能力を身につけていった、初期の生物である」と主張している。

このリーチーが実際に空を滑空できたのかは分かっていないが、初期の翼を持った恐竜は、翼があるにもかかわらず、十分に飛行能力を持っていない種が数多く存在したと推測されている。

リーチーも木から木に飛び移る程度で、飛ぶことはほとんどでき無かったかもしれない。リーチーは進化という生物の実験においては、失敗作だったかもしれないが、このような試行錯誤を経て、地上の支配者だった恐竜が、空の支配者である鳥へと進化したのではないか。としている。

 

via:mirror(英語)

 

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