【アルゼンチンの奇跡】血の涙を流す聖母マリア像、近々科学的鑑定へ
アルゼンチンの一般家庭に安置されているマリア像が、血の涙を流しているとして地元で話題になり、現在そのマリア像を一目見ようと多くの人々が集まっている。
血の涙を流す聖母マリアの像
そのマリア像があるのは、アルゼンチンのサルタ州。
地元のラジオ局が、この血の涙を流すマリア像を報じたことによって、一躍有名となった。
こちらが動画
動画：youtubeより『Conmoción en Metán por una imagen de la Virgen que llora sangre』
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目の下に赤黒い汚れのついたマリア像
そう、この汚れは像から滴り落ちる血の涙によるもの
現在、何百人というカトリック教徒たちが、マリア像を一目見ようと訪れている。
しかし、そんな人々に対し、司教であるジュリオ・ラウル・メンデス（Julio Raúl Méndez）は、教徒たちに落ち着いた行動をとるように警鐘を鳴らしている。そして「教会としては、まず科学的に分析する必要があると考えます」と発表したのだ。
近々、科学鑑定が行われる予定
今回の奇妙な現象が、現代の科学では証明することが出来ない超自然的現象なのかは、鑑定結果を待たなくては分からないが、同様の現象は世界中で報告されている。しかし、そのほとんどが何らかのトリックによる偽物の奇跡だった。
だが中には、科学鑑定を行っても原因を特定できなかった事例も存在する。その事例は何と我が国、日本で起きたもの。
鑑定を行っても原因がわからなかった「秋田の聖母マリア」
日本で、その現象が報告されたのは1973年。秋田県の湯沢台にあるカトリック修道院「聖体奉仕会」に安置されていた木製のマリア像だ。
聖体奉仕会に安置されている涙を流したマリア像
まず異変が起きたのは、この修道院の修道女。なんと手の平に、聖痕を彷彿とさせる十字架型の傷が手の平に出現したのである。そして、このマリア像の手からも血がにじみだしたのだ。さらに奇妙な現象は続き、マリア像の瞳から涙がこぼれ落ちた。この「涙の奇跡」と呼ばれる現象は、100回以上にわたって発生した。
その後、科学鑑定が行われることとなった。結果はというと、マリア像から出現した血液と涙は、AB型とO型の人間の体液であることが判明。人為的なイタズラなどが困難な状態で発生していることなどから、一連の現象がイタズラや邪教的なものではなく「神による奇跡」であると司教が公式声明を発表。ついにはバチカンにおいて正式受理されるに至ったのだ。
今回のアルゼンチンのマリア像が、本当に神による奇跡なのか、その続報が待たれる。
via：mirror（英語）、聖体奉仕会