世界一かも!現在7歳で今も成長を続ける巨大牛ビッグ・モー
オーストラリアにとんでもなくデカい牛がいる。
その牛は、「世界一大きい牛」という称号を近々獲得するかもしれないという。
世界一かもしれない巨大な牛
問題の牛がいるのは、南オーストラリアのグレンコー。
この地で、酪農家の夫と暮らす助産師のジョアン・ヴァイン(Joanne Vine)がその牛の飼い主だ。
牛にはビッグ・モー(Big Moo)という呼び名が付けられており、通常の牛のサイズをはるかに超える巨体を持っている。
このビッグ・モーは体長が14フィート(約4.27メートル)、高さが190センチととにかくデカい。
飼い主のジョアンによると、正確な体重を量ったことはないとのことだが、オス牛の平均的な体重である1トンを大きく超えているという。
その大きさからオーストラリアで一番、しいては世界一巨大な牛である可能性が高い。さらに、ジョアンは「彼は現在7歳ですが、今も体が成長しています。」と語っている。牛の平均寿命は20年ほどであるため、さらに巨大化する可能性があるというのだ。
巨大化の原因は、下垂体の障害によるホルモン異常が有力
なぜ、ビッグ・モーがここまで巨大化したのか、詳しい検査は行われていないが、有力なものとして考えられているのはホルモンの分泌異常である。
飼い主のジョアンも「ビッグ・モーは下垂体に腫瘍などの問題を持っていると思います。そのため成長ホルモンが異常に分泌されて巨大化したのでしょう」と答えている。しかし、現状のところ巨大化による健康面での問題は現れていないそうだ。
そして、これほど巨大にも関わらず、ビッグ・モーは大人しい性格でとても紳士的な牛だという。
ビッグ・モーは現在ペットとして暮らしている
このビッグ・モー、食肉用に加工されれば何人前の肉がとれるか気になるところだが、現在ビッグ・モーは、馬とともにジョアンのペットとして飼われている。
ジョアンは「まだギネスにアプローチをしていませんが、公式にギネスに登録されるのなら素晴らしいと思います。」と語る。
牛の大きさに関するギネス記録は、角や体高など複数の項目が存在しているが、「世界一背の高い牛」の記録は、アメリカで飼育されていた190センチのホルンスタインが、2014年8月にギネス記録として登録されたが昨年亡くなっている。ビッグ・モーも190センチという高さを持っているため、記録さえ認められれば、ほぼ確実に登録されることになるだろう。
via:dailymail(英語)