生息数300羽の絶滅危惧種の鳥「タカヘ」 外来種の鳥と勘違いされ駆除される
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ニュージーランドで、わずか300羽しか生息数していないされる絶滅危惧種の鳥が、勘違いによって、自然保護ハンターに4羽も射殺された。
その鳥は、「タカヘ(takahe)」という絶滅危惧種の飛べない鳥。
以前は絶滅したと考えられていたが、1948年にニュージーランドの一部地域でわずかに生息していることが再発見された非常に希少な鳥である。
問題のハンターは、自然保護の目的で政府から雇われたもの達で、「タカヘ」の生息を脅かしている外来種の「セイケイ(Australasian swamphen)」という鳥を駆除をするはずだった。
しかし、この「タカヘ」と「セイケイ」。見た目がそっくりなのである。
そのため、ハンター達は、2種類の見分け方を事前に詳しく説明されていたというが、誤って保護をすべき「タカヘ」の方を、散弾銃で撃ってしまったというのだ。
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ハンターによって射殺されてしまった「タカヘ」は4羽。推定生息数が300羽と言われているので、生息数の1.3パーセントを失ったことになる。
ちなみに「タカヘ」は飛べない鳥であるが、外来種の「セイケイ」の方は、飛べる鳥である。
自然保全部門の監督者アンドリュー・バウク(Andrew Baucke)は、公共の声明で「深く失望している」と語った。
via:abc news(英語)
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